みなさん、ピンクのガネーシャで有名な「ワット・サマーン・ラッタナーラーム」でタイの文化を体験できることはご存じでしょうか?
タイのとても有名な観光地なのですが、せっかく訪れたなら写真を撮るだけで終わってしまうのは勿体ないです。今回は、現地の方(Grabタクシーの運転手)に教えて頂いた「ワット・サマーン・ラッタナーラーム」の楽しみ方をご紹介したいと思います。
3倍速で願いが叶う?ピンクのガネーシャとは
3倍速で願いが叶うと言われているピンクのガネーシャは、バンコクから車で1時間半ほど離れたチューンサオ県にあります。とても派手な見た目ですが、実は一般的な参拝を目的に建築されたお寺です。日本のお寺とは雰囲気が全く違いますよね(笑)
タイでは祈願成就までのスピードが大変速いご利益寺として元々人気のお寺でしたが、そのインパクトのある姿から観光客の間にも広まったそう。私が訪れたのは年末だったこともあり、参拝に来られている現地の方がとても多かったです。
「ワット・サマーン・ラッタナーラーム」の基本情報
営業時間:8時~17時
住所:Moo 2, Tambom Bang Kaeo, Amphoe Muang Chachoengsao, Chachoengsao 24000
入場料:無料
ワット・サマーン・ラッタナーラームへのアクセス
バンコクからピンクのガネーシャがある「ワット・サマーン・ラッタナーラーム」へのアクセスは3通りあります。
交通機関を使う
交通機関をを使っていく場合は、BTS(電車)エカマイ駅すぐの東バスターミナルからチャチュンサオバスターミナル行きのミニバスに乗ります。
チャチュンサオ駅に着いたら、「ワット・サマーン・ラッタナーラーム」行のソンテウ(乗り合いバス)に乗り換えます。交通費は全部合わせて片道1人1000円程度なので、価格重視で行きたい方にお勧めです。
タクシーを使う
慣れないミニバスやソンテウへの乗り換えに不安がある方は、タクシーを利用するのがおすすめです。
タクシーを利用する際は、宿泊先のホテルのフロントで配車を依頼するか、タクシーアプリを利用して手配します。アプリを使う場合は、東南アジアで主流のタクシーアプリ「Grab」を使いましょう。
タクシーであれば乗り継ぎなしで行けるので、迷うことなく到着できます。バンコクからのタクシー料金は、依頼する運転手によって異なりますが片道5000円程度です。
私は乗り換えに不安があったので「Grab」というタクシーアプリを使いました。事前に口コミや料金を確かめられるので安心して乗車できます。「Grab」は個人運転手なので当たりはずれはありますが、私が依頼をした方はとても親日家で「ワット・サマーン・ラッタナーラーム」を一緒に観光しながらタイの文化を教えてくださいました。
ツアーに参加する
慣れない交通手段での移動に不安があったり、複数のパワースポットや観光地を巡りたい場合はツアーに参加するのもおすすめです。
ツアーを利用すると観光地にまつわる説明や正式な参拝方法についても聞くことがきますし、日本語が通じるので安心できます。
タイの文化を体験
タイには自分の生まれた曜日を大切にする文化があります。生まれた曜日によって「シンボルカラー」や「守護仏」が決まっており、自分のシンボルカラーのものを身に着けたり、自分の守護仏を拝んだりすると幸運が訪れると言われています。
私も現地の方に教わりながら、自分の「シンボルカラー」や「守護仏」を用いてタンブン(徳を積む)してきました。
ここからは私が「ワット・サマーン・ラッタナーラーム」で体験したタイの文化をご紹介したい思います。
ネズミの像に願い事を伝える
まずは、ピンクのガネーシャで体験できるタイの文化です。3倍速で願いが叶うと言われているピンクのガネーシャですが、実は願い事はガネーシャの周りにいる自分の生まれた曜日と同じ色のネズミに伝えます。
生まれた曜日による「シンボルカラー」
月曜日・・・黄
火曜日・・・ピンク
水曜日・・・午前生まれ→緑 午後生まれ→黒
木曜日・・・オレンジ
金曜日・・・青
土曜日・・・紫
日曜日・・・赤
自分のシンボルカラーを確認したら、それと同じ色のネズミの踏み台に上がり(靴は脱ぎます)、ネズミの片耳をふさいで、もう片方の耳に願い事をささやきます。
また、ピンクのガネーシャ像の手前にいる2匹のネズミは金運にご利益があると言われています。金運関連の祈願をするときは、こちらのネズミにも忘れずに伝えてください。
守護仏に礼拝
続いては、バーンパコン川に浮かぶ大きな蓮のモニュメントで体験できるタイの文化です。蓮のモニュメントへは橋で渡ることができ、蓮の中心部には仏像がぐるりと並んでいます。タイでは自分の守護仏(生まれた曜日の仏像)に、お祈りをすると幸運が訪れると言われています。自分の守護仏を探してお祈りしてみてください。
シンボルカラーのろうそくを流す
最後は、大きな蓮のモニュメントのすぐ近くで体験できるタイの文化です。こちらは自分の生まれた「
シンボルカラー」と「守護仏」の両方を取り入れた参拝方法です。
まずは、近くの売店で自分のシンボルカラーのロウソクを購入します(花の形をしています)。それを持って自分の守護仏の前に移動して願い事をします。願い事が終わったら、ロウソクを流れている水に流します。タイでは、自分のシンボルカラーの花形のろうそくを流すことで願いが叶うと言われています。
ピンクのガネーシャ以外にも見どころはたくさん
ワット・サマーン・ラッタナ―ラームには、ピンクのガネーシャの他にも見どころがたくさんあります。大きな龍のオブジェや仏像などがあり、どのオブジェもとてもカラフルでした。なぜか日本のキャラクターもの(ドラえもんや孫悟空)のオブジェなんかもありました。
まとめ
ワット・サマーン・ラッタナラームにはピンクのガネーシャや仏像など大きなオブジェが多いですが、集中して置かれているので効率的に見て回ることが出来ます。ピンクのガネーシャだけを楽しむなら30分程度、すべてを見て回られるなら1時間~1時間半程度あれば十分です。ワット・サマーン・ラッタナラームに行かれたら、ぜひタイの文化も体験してみてください。
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